「誰のために作るか」⇒「食べてくれる人のため」それだけです

今月の様子

農業の素人だった数年前。

そして今は農家になるべく研修中。

農業に携わって気づいた衝撃の事実があります。
(ちょっと前まで素人であったことが私の強みです。)

 

それは、、
「農家は自分たちが作る農作物を、食べる人のために作ってない、作れない。」という現実!?!?!?

 

じゃあ誰のためにつくっているのか?
それは、食べる人にたどり着くまでの、業者さんのためです。

もう少しわかりやすく言うと、「農家は市場や農協に評価されるために作っている」

どうもこのように感じてしまうのです。
ちょっと挑発的な表現ですが、少し前まで素人だった私が思ったことを正直に書いています。

 

農家は収穫した作物を農協・市場に持っていくのが一般的です。

そこで売上が決まるのです。

 

当然高く売れると嬉しいので、農家は農協・市場で評価されるように頑張って生産します。

 

ここで問題になってくるのが、高い値段で売れれば味はどうでもよくなってしまうってこと。(←極論です。)

ってことは、その先の消費者(作ったものを口にする人)のことを考えることが出来なくなってしまいます。(あくまで極論です)

 

 

これどうなのかなって思います。

もちろん消費者のことを考えて栽培している農家さんもたくさんいると思います。

でも農協・市場に出荷している以上、消費者のことを一番に考えるのは難しいんじゃないかなと思ってしまいます。

 

もちろん現在のこのシステムを否定するつもりは一切ありません。

農作物を市場持っていけば買ってくれるというシステムは、農家にとって非常に心強いです。
頑張って売り先見つけなくても、買い手があるので、栽培に専念することができます。
他の業界ではそうそうないと思います。

売り先が無くて困るってことが無いですからね。

 

 

ただ私としては、このシステムに乗っかると、
食べてくれる人のことを考えられなくなる」と思ってしまいます。

だったら栽培する意味ないのでは、、、、、と。(極論です)

 

誰のための葡萄作っているんだと言われたときに、「食べてくれる人のため」と即答できなかったら、自分は農業する意味はないかなと思います。(これも極論です)

それに市場・農協のために作るってなった場合、栽培するモチベーションが保てるか???怪しいです。

そう考えると、(このページで一番伝えたいことはこれです)

私の販売スタイルは食べてくれる人に直接販売すること

これにつきるかなと思っています。

食べてくれるあなたのために作る

たぶんこうしないと美味しいものは作れない

 

食べる人のために、美味しいものを作るって考えていると、
農業界の変えっ??っていう部分が見えることがあるんです。

 

この記事でも似たような内容を書いています↓

①食べる人のことより農家目線で良い葡萄の定義を決めてしまう「着色」について
食べる人以上に農家が気にしすぎている問題ー「着色」ー

②伝えるべきことを伝えていないから美味しい葡萄よりも見た目を重視してしまう農家について
真実を伝えないから変なことを一生やってしまう農家たち

 

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