葡萄が出来るまで

おいしい葡萄が出来るまでをご紹介します。こんな作業をしてます。

 

4月:定植

苗木屋さんから買った苗を植えます。

最初はこんなもんです↓ 20センチぐらいですね。ちっちゃ!!

クイーンニーナ

品種によりますが、味しい実がなるまでには、2~4年ぐらいかかります。

以下は、十分棚に枝が広がった樹の作業をご紹介します。

 

5月:芽かき

4月に新しく出てきた「芽」

この芽はすべて使うわけじゃないんですよ。いらない芽は採ってしまいます。

これを「芽かき」と言います。

芽かき前↓

巨峰 芽かき

これがこうなります。

芽かき後↓

巨峰 芽かき

芽かきについて詳しくはこちら

 

5月~:誘引

伸びた枝とを葡萄棚の針金に結びつけて固定します。

専用の道具使ってガチャガチャっとテープで固定していきます。
固定しないと枝が風でとあされて切れたり、房も針金で傷ついたりします。

葡萄 誘引

 

6月:房切り

花が咲く、葡萄の房は10~20センチぐらいです。

そこに超大量の「つぼみ」がついています。

そのつぼみはすべて使わないで落とすんですよね。

 

この写真だとつぶつぶが先端から元まで12センチぐらいです。何百とついてるんですよね↓これを・・・・。

葡萄 房切り

 

約3センチまで落とします。

これを全房一つ一つ落としていきます。根気よく。

葡萄 房切り

 

6~7月:種無し化処理(ジベレリン処理)

何もしないと種が入ってしまうので、種無しにする作業を行います。
通称「ジベレリン処理

ジベレリンというう植物ホルモンを葡萄の房に浸けていきます。

これをしないと種あり葡萄になってしまいます。

この作業は満開過ぎとそれから2週間後に行います。

ジベレリン処理

 

 

6~7月:摘粒

粒の数が適正数になるようにハサミで切って落としていきます。

全粒チェックして、不要なものを落としていきます。

葡萄栽培で一番手間のかかる作業です。

 

この写真では50粒ぐらいあったのを、30粒にしました!!

葡萄 摘粒

 

葡萄 摘粒

摘粒について詳しくはこちら

 

7月:袋・笠かけ

敵粒・ジベレリン処理が終わったら、袋と笠をかけていきます。

全房にかけます。大変なようで楽な作業です。

 

 

8~10月:収穫