こんにちは、葡萄農家で研修中の馬場です。(営農開始は2020年4月)
当たり前だけど、農家は畑のことを知らないといけない。
まだ自分の畑はないので、他の人の畑なんですけど、歩いていろいろ調べまわりました。
超手抜き測量
何をしたかって言うとカッコよく言えば「測量」です。
測量って言うと、三脚立てて機械覗いて何かを測るってイメージだと思うんですけど、私はそんな大がかりなことはしません。
超手抜き測量です。
ちなみに、私は前職で測量を少しやりました。ちょっとだけやったことある程度です。大学でもやったか。。。あまり記憶にないな。。。
あと、CADってソフトで図面を書くことは毎日のようにやってました。
超手抜き測量で、出来上がった図面がこれです。
意外とキレイに出来てるでしょ!!!
グーグルさんの衛星写真を使うと距離が測定できるんですが、この図面から読み取れる推定距離と、写真で測った距離はだいたい一致します。
手抜き測量でもこんな図が書けちゃうんですね!次は図面の作り方。
図面の作り方
今回やった超手抜き測量をするときの持ち物はこれです。
- 方眼紙
- シャーペン
- 青ボールペン
- 赤ボールペン
- メジャー
これだけあればできます。
メジャーは最初の方は使っていましたが、途中から面倒になって使わなくなりました!
っていうことは測る道具はいらないってことです。目視ですべてできます。(理由はこの下に書いてます)
この図面の作り方は2段階になってます
- 外周の位置を決める
- 樹と枝の位置を書く
この2段階です。
1、外周の位置を決める
なんで目視だけでこんなきれいに(?)図面作れるかっていうと、これは葡萄畑特有なんですけど、、、
畑の周囲には柱がありますよね。そして幹線と小針っていう2種類の線が張り巡らされているんです。
こんな感じ↓
柱と線を見れば、図面が書けちゃうんです。
これ、葡萄畑だから機械を使わずに目視だけで測量ができるんですね!!
畑の外周を回って柱と線の位置を見ながら書いていきます。
斜めのところは、柱だけじゃわからないので、線をよくみます。
線も6本に1本は幹線っていう太い線が入っているので、その線をよくチェックします。
そうすれば、斜めの複雑な部分も案外かけちゃうんですよね。
これで畑の形が出来ました!!
2.樹と枝の位置を書く
外周(柱の位置)がわかったら、次にすることは、どこに樹が植わっていて、どのように枝が伸ばされているかという点
枝の伸ばし方は大きくわけて2つあるんですけど、この畑は枝が平行にきれいに並んでいる畑なんです。
こういう感じです↓
これとは違いこういった自然な形に伸ばす作り方もあります↓
↑これだと、図面に書くのも難しいですね。←イヤムリです。葉っぱない時期にドローン使って上から写真撮らないと無理です。
今回の畑は、平行に枝が伸びているので、どこに枝が伸びているのかも簡単にわかります。
これも外周を決める時と同じように、柱と幹線を見れば、簡単に図上のどこに樹が植わっているかがわかります。
で、そこから枝がどこに伸びているかを書くだけです。楽勝です。
これで図面の完成です!!
一応これは仮の段階なので、清書したいと思っているところです。
理想はCADソフトダウンロードして、書きたい気持ちもあるけど、そこまでしなくていいかな!?
図面書いてみて、、、
ただ歩いて見るだけじゃわからないことが、、、ペンとノート持って歩くとわかることがあるんですよね!
「ここまっすぐじゃなかったんだ」
「ここ平行じゃない?」
「ここ距離長くない?」
「長方形だと思っていたのに、平行四辺形だった」
っとか意外な発見があったりします。
もっと実用的な部分で言うと、この列は〇〇メートルあるから、〇〇房(〇〇kg)の葡萄を作ることが出来るな!
っていうことがわかります。
測ってみて思ったよりも、広かったです!
そして、今後の計画が出来るので非常にためになったなと。。。。
自分だったらこの樹は切ってもいいんじゃない、こうやって枝伸ばした方がよさそうだとか・・・。
今後美味しい葡萄を作っていくためには、この作業はすごく重要なんだなと思いました。
経営していく上では、必須の作業ですね!!
追記
続きの記事が出来ました。
この手書き図面をパソコンで書いてみました!
CADという図面作成をソフトを使って、ガチで書きました↓
図面作成②-手書き図面を書いたらパソコン(CAD)で清書しよう!