こんにちは、馬場葡萄園の馬場です。
リアルに元図面作成のプロです。
今日は畑の図面の話です。
なんとCADという図面作成用のソフトを導入しました!(無料です)
畑の図目をCADで書いている人はいるみたいなのですが、
葡萄畑をCADで書いている人は見つからなかったので、
「自称日本初、CADで葡萄畑の図面を作る農家」です。
私は以前の仕事で農業用水路などの図面を書く仕事をしていました。
どうせなら、自分が農作業をする畑の図面を自分で書いてしまおうと思い、始めました!
測量もやったことあるんです。(三脚たてて機械のぞくやつですね)
図にする前に最初に測量しないといけないですからね。
「測量士補」なんて資格もイチオウ持ってます!(←普通に学校行ってればもらえるやつ)
図面作りの手順は、
①畑を歩いて回り調査
②パソコンで図に落とす(←今日はここを説明)
③(グーグルさんの)航空写真と重ね合わせる
とりあえず、この③までできれば完成(の予定です)
①畑を歩いて調査します。
これは他の記事に書いてあるので飛ばします↓
畑を歩き回って図面を書き、美味しい葡萄作りに活かす
では本題の②を説明しますね!
手書き図面をもとに、パソコンできれいに書いていきます。
ここではCADという図面作成ソフトを使っていきます!
こんなことやってる葡萄農家さんは全国探してもあまりいないと思います。
なんでこのCADというソフトを導入したかというと、、
図上にいろんな情報を追加して書いていきたくなるんですよね。
でも紙に手で書いていくとそのうちぐちゃぐちゃになってしまう。
たくさん情報入れるのが無理なんです。
コピーして使うって手もありますが、それも面倒。
ってことでCADの登場です。
そのうち説明するかもしれませんが、レイヤというのがあって、レイヤで整理すれば無限に近い情報を一つのファイルに入れることができます。
超便利です。
スタート
なんにもない状態から書き始めます!
最初はこれですよ↓
まずは枠を書きます
四角の枠を書きました。
これがA4で印刷できる大きさの枠なんです。
畑の大きさを考えて、ここでは1/250の縮尺に設定
右下に何か書いてありますが、
ここには「畑の名前」と「縮尺:1/250」が書いてあります。
つぎ↓
葡萄棚の太い針金の位置を記入
葡萄は棚を作って、そこに枝を乗せて実をならせる作り方をしていますね。
図面にも棚の線を書いていきます↓
これで畑の形がわかりました。
図面っぽくなってきた!!
柱を記入
周囲に立っている支柱を書きました↑
ここまでくると、葡萄農家が見れば完全に葡萄畑です。
樹の情報を入れる
畑のどこにどの樹が植わっているかが、わかりました。
そして一応これから管理する上で、番号付けといた方がいいと思ったので、
樹の番号も入れました。
樹は品種によって色で分けてます。
シャインマスカットは緑
巨峰は紫
といった感じです。
今はこれ(とりあえずの完成系)
なんか文字が増えてますね。あとなんか丸い円がある。
これらは、肥料の情報です。
とりあえず、入れといた方がいいと思われる情報はすべてここに投入!
で、、、とりあえず今日のところは完成です。
でも次の段階があるんですけどね!?!?
これが苦戦しそうな予感がするーーーーー
どうなるか?
次は、「③(グーグルさんの)航空写真と重ね合わせる」
続きをお楽しみに!
追記:つづき記事できました!↓
図面作成③-手抜き測量を元に書いた図面と航空写真とを重ね合わせる