馬場葡萄園の葡萄をお召し上がりいただき、ありがとうございます。
今年も皆さまにお届けできたことを嬉しく思います。
農業経験ゼロからスタートした馬場葡萄園。
2017年から勉強を始め、3年間の修行を経て2020年に独立。
今年で就農7年目になります。
私が大切にしていること
私が一番大切にしているのは、
「美味しそうに見えるものではなく、美味しいものを作りたい」
ということです。
農家になる前、研修中にぶどうを食べながら感じたことがあります。
「色がつかない」「着色が悪い」
農家の間ではよく聞く言葉です。
でも、食べてみると本当に美味しいものがたくさんある。
それなのに見た目で価値が決まってしまうことに違和感を覚えました。
もちろん流通の過程では見た目も大事ですが、馬場葡萄園では味を一番に考えて育てています。
例えば摘粒(粒を間引く作業)。房の形を綺麗に整えるための作業で、時間をかけて丁寧にやればやるほど見た目は良くなります。でも、正直この作業に時間をかけても味は変わりません。
だったら、見た目を整えるための時間を、味を良くするための時間に回したい。そう考えながら日々栽培をしています。
一粒一粒の美味しさを楽しんでいただければ、それが何よりの喜びです。
就農7年目、今年の葡萄の出来は?
天候に恵まれた年
今年は天候に恵まれ、作業がしやすい一年でした。5~7月の忙しい時期は平年並みに降りましたが、ほとんどが夕方から夜に雨が降り、雨の中作業するということが少なかったです。
7月前半までは涼しく、落ち着いて栽培に取り組めました。
水やりに励む
去年、水やりが足りずに小粒の葡萄が誕生したという反省を踏まえて、今年は潅水にかなり力を入れました。液肥を効率よく行き渡らせるシステムも自分で作ってみました。
動物対策
クリアファイルでハクビシンから守る。そして糸を張り巡らせて鳥から守る。
今年は周りの農家さんの話を聞くと、被害が大きかった畑と、うちのようにほとんど被害がなかった畑に分かれたようです。対策を早めに済ませたのが良かったのかはわかりませんが、うちの被害は過去最小限で済みました。去年までの苦労がようやく実ってきた感じがします。
品種の話も少し。
クイーンセブンは栽培が難しい品種で、今年はやり方をいろいろ変えて試してみました。
フルメット、誘引、摘心、シート敷き、ジベレリン濃度、、、
いままでとは違うやり方を試しまくりました。
手応えはありますが、まだ「うまくいった」と言い切れる段階ではないので、来年以降の結果も見ながらお伝えしていければと思います。
あと今年は、AIの力も借りながら、これまでの栽培記録を振り返って改善できる点を探る、という試みもしてみました。地道な作業ですが、こういう積み重ねが少しずつ葡萄の出来につながっていけばと思っています。
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